なにを食べても美味しい北海道ですが、皆さんはこの冬に旬を迎える美味しい海鮮をご存知ですか?
寒さが厳しくなるこの季節は、身が締まったり、脂のノリが抜群だったり、いつもとはちょっと違う味を楽しむことができます。
今回は、北海道で食べておきたい冬が旬の海鮮と道産子がオススメする冬のグルメを厳選してみました。
北海道の冬のグルメをお楽しみください。
北海道の冬が旬の海鮮ってなに?
北海道では、早い所で11月下旬頃には雪が積もりはじめ、12月中旬頃から冷え込みが格段に厳しくなり、長い冬がはじまります。
そんな極寒の北海道では、冷たい海の中で育った脂のノリが抜群の魚や、身の締まった魚介類など、一味違う冬が旬の海鮮を楽しむことができます。
地元民がオススメする、この時期に欠かせない旬のグルメを味わってください。
脂がのった「ニシン」が最高!
小樽市をはじめとする日本海側の町では、江戸末期から明治時代に経済地盤を築いたといわれるほど、ニシン漁が大規模な産業だったそうです。
全盛期、小樽市に建築されたニシン御殿(旧青山別邸)は現在も残り、観光スポットで訪れる方も多いようです。
北海道の小規模沿岸で漁れるニシンは、1月下旬から5月下旬頃まで旬を迎えますが、冬を迎えたニシンは、春の産卵前に一番脂がのって美味しく、一味も二味も違います。
また、3月から5月の春の産卵期には、たっぷりとお腹に抱えた卵「数の子」と一緒に、また違った味を楽しむことができます。
冬の「毛ガニ」は一味違う!
北海道の味覚を代表する毛ガニは、冬のこの時期が1番美味しいと評判です。
ビッシリとつまった身は甘く、濃厚なカニ味噌と一緒に混ぜて食べると、さらに旨味が口の中へ広まっていきます。
北海道では、その地方によって漁期が違い、冬のこの時期(12月から2月下旬)は日高地方・十勝地方・釧路地方で毛ガニが獲れます。
美味しい毛ガニを是非、食べてみてください。
冬の「牡蠣」は身がプリップリ
冬のこの時期に絶対に欠かせないのが牡蠣です。
北海道の厚岸町では、海水が低水温のため牡蠣の成長が遅くなる性質を利用することで養殖時期をずらし一年中食べることができますが、なんといっても12月から2月にかけての牡蠣は、プリップリでコクがあり格段に美味しくなります。
特に厚岸湾の西に位置する仙鳳趾産(せんぽうし)の牡蠣は、グルメ通を唸らせるほどのコクと旨味がたっぷりで、ふっくらとした身が特徴の牡蠣です。
赤い宝石「きんき」
北海道が誇る高級魚のきんきは、11月から5月まで収穫されますが、冬のこの時期が脂がたっぷりのって最も美味しくなります。
北海道から福島県までの太平洋側で収穫されますが、なんと言っても北海道網走産のきんきは格別で、はえなわ漁で獲った「釣りきんき」は、最高級魚として高級料亭などでお目見えします。
旬のきんきは、刺身にしてもよし、焼いても煮てもよしと、最高の食材です。
是非、北海道のきんきを食べてみてください。
居酒屋メニューで人気の「八角」
12月から3月にかけて旬を迎える八角ですが、とても希少な魚で獲れる量も限られています。
ですがここ数年、北海道の居酒屋や回転寿司店などでは、よく見かけるようになりホッケの次にブームが予想できそうです。
脂がのったその味は、とても旨味があり、焼き魚でも刺身でも美味しくいただくことができます。
市場や空港などの、水産系のお土産屋などで八角の干物が販売されていることがあるので、是非味わっていただきたいと思います。
道産子オススメ冬のグルメ
北海道の冬が旬の海鮮を紹介してきましたが、冬の寒い季節だからこそ食べたい美味しいグルメを紹介します。
しゃぶしゃぶと言えば「ラムしゃぶ」
道外の方には馴染みがないかもしれませんが、北海道でしゃぶしゃぶといえば「ラムしゃぶ」が定番です。
薄くスライスされたラム肉は、クセがなくヘルシーなのでとても食べやすく、いつもより箸がつい進んでしまいます。
お好みの野菜と一緒に「ソラチしゃぶしゃぶのタレ」で食べるラムしゃぶは最高ですよ。
体の芯から温まる「みそラーメン」
北海道には、美味しいラーメンがたくさんありますが、その地域によってオススメの味が変わってきます。
そんななか、寒いこの時期にオススメしたいのが「みそラーメン」です。
シャキシャキに炒めた野菜と、こだわりのみそをスープと合わせ、スープの表面にラードが浮いているのが北海道のみそラーメンの特徴で、最後まで熱々の状態で食べれるのが嬉しいです。
体の芯まで染み渡るスープはつい最後まで飲み干してしまいます。
海鮮たっぷり「モヨロ鍋」
北海道の鍋といえば石狩鍋が有名ですが、網走には「モヨロ鍋」という鍋があります。
オホーツクの魚介類とすり身の入ったご当地ならではの鍋は、網走モヨロ鍋10ヵ条なる規則があり、その規則をクリアした鍋だけがモヨロ鍋を語れるそうです。
●「網走モヨロ鍋」10ヶ条
其の一 名称は「網走モヨロ鍋」とする
其の二 鍋は、指定の鍋をつかう
其の三 オホーツクサーモン(カラフトマス)を使用すること
其の四 スープはオホーツク塩を使用した塩味をベースとする
其の五 白魚醤油を使用すること
其の六 すり身をいれること
其の七 地元の貝をいれること
其の八 地元の野菜を使うこと
其の九 共通ののぼり及び店内ポップを使用すること
其の十 謎のオホーツク人をイメージさせるようなテーマとすること
(各店とも鍋の具材は旬の素材を使用するため季節により異なります。)参考:網走観光協会
まとめ
いかがだったでしょうか。
北海道で食べておきたい冬が旬の海鮮と道産子がオススメする冬のグルを紹介してきました。
カニや魚卵の価格が高騰していますが、寒くなる冬のこの時期の北海道グルメは、とても美味しいです。
冬の北海道へお越しの際には、旬のグルメを堪能してください。
最後までありがとうございました。
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